林檎パン
ずーっと焼きたいと思っていたパン。それは林檎パンです。林檎の甘酸っぱさとパンの香ばしい香りが混じった思い出のパン。
実は20才頃に、パン作りにはまっていたことがありました。花の二十歳ですよ。当時はフランス語に夢中で、バゲットが大好きで、西洋かぶれでした。
パンを作り始めた頃に、この林檎パンの美味しさに目覚めて、毎日のように焼いていました。焼きたては柔らかくて、丸ごと一個でも食べれそうなくらい美味しかったのです。母も大好物で、私が林檎パンを焼くととても喜んでくれました。
あれだけあった収穫した林檎も、ジャムや林檎酢に消費して全てなくなったと思っていたら、田舎の家の冷蔵庫に大三袋ほど残っていました。そうだ!これで林檎パンを作ろう!と思って今日やっと作ることができましたので、簡単なレシピを書いてみますね。
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材料
「10分で発酵パン生地」の生地の約半分を使用します。
林檎 我が家の林檎は小さい上に、虫食いなどもありましたので8個ほど使用
砂糖 甘さはお好みで 少し甘酸っぱさが残るくらいの方が美味しいです。
仕上げの照り用 卵一個 牛乳少々
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作り方
林檎のコンポート
1.林檎は四つ割りにして皮をむき、芯を取ってから小さくスライスしておきます。
2.鍋に林檎を入れて砂糖をかけておく。水分が出てきたら火にかけて煮ていく。この時、水分が足りないようでしたら、少し水を加えても良いかと思います。
3.水分が殆どなくなるまで煮て、容器に移して冷ましておいて下さい。
林檎パンの成形
1.「10分で発酵パン生地」の生地の約半分を使用し、全体を8個に分割し、丸めておきます。
2.丸めた生地を長方形に平たく伸ばして、真ん中に林檎のコンポートを載せる。手前の方から、くるくると巻いて端をきちんと留めておきます。
3.パンの型(パン型がなかったので、銅製の小さな鍋を使用しました)にオーブンペーパーを敷いて、2の丸めた生地を入れていく。真ん中に一個、周りに7個の生地を並べていき、上から照り用の卵液を刷毛で塗ります。
4.180度に温めておいたオーブンに入れて、20分ほど焼く。ご家庭のオーブンにもよりますので、時間は調節してください。
5.少し冷ましてから鍋から出します。冷めたらオーブンペーパーを外してください。
上からアイシングをかけてもよろしいかと思います。私はシンプルなのが好きなので、かけませんでした。林檎のコンポートの甘酸っぱさを生かしたかった為でもあります。
出来立てはふわふわで、日本のパンの良さが沢山詰まった優しいパンです。くれぐれも食べ過ぎないようになさって下さいませ。後を引きます。
林檎の皮と芯は捨てないで、林檎酢をぜひ作ってみて下さい。林檎の皮と芯と水だけで、数ヶ月経つと発酵した美味しい自家製酢が出来上がります。私も、今日、しこみました。
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