セロリのキムチ
白菜キムチを作ろうと思って買い物に行ったら、あいにく売り切れ。最近はパリでも大手スーパーでも売り出したとはいうものの、量はそれほど無いようです。
仕方なく冷蔵庫を探すと、田舎で購入したセロリが一株がしおれて残っていました。早く食べないといけないと思いつつ、なかなか手がつけられなかったものです。仕方がないので、セロリのキムチを作ることにしました。
作った日は、セロリ独特の臭いに失敗したと思ったのですが、一週間経った頃から味がこなれてきて、昨日久しぶりに食べたところ、旨味たっぷりで絶品の美味しさになっていました。
これは忘れないうちにレシピを書いておかなくては!と思い、急遽書き始めたわけです。
それではセロリのキムチのレシピのご紹介です。
材料
【主要な野菜】
セロリ かなり大きいもの一株(葉っぱは使用しません)
塩 大さじ5
【キムチの素】
アンチョビ 6枚 (あればナンプラーや海老醤など、スルメを入れた方もいらっしゃるようです)
洋梨 大1個
にんにく 5かけ
生姜 5センチくらい
唐辛子 大さじ 8前後 (細かい粉状のものと荒い粉状のものを粉状のものを半分ずつ)
砂糖 大さじ1
蜂蜜 小さじ1
マルメロジュレ 大さじ1
【追加する野菜】
人参 小2本
ネギ 1本(フランスの長ネギは巨大ですので、日本のネギの場合はもう少し多めに)
昆布 20センチほど (キッチン鋏で、細切りにしておく)
🌟ご覧いただくとお分かりかと思いますが、私のレシピは甘めです。普通は砂糖だけで良いと思いますが、蜂蜜やマルメロジュレは独特の旨味が出ます。もしかしたらフルーツのジャムなども良いかもしれません。量はお好みで調節なさってください。
作り方
1.先ずはセロリの準備です。根元の部分は汚れている場合もありますので、ナイフで削るなどしておいたほうが良いかもしれません。水洗いした後に、食べやすい大きさに切ります。私は、セロリを下記の写真のように、縦にも切りましたが、こうするよりも5センチくらいの長さに切って、そのままの大きさでつけたほうが良いと思います。というのは、味が染みすぎてしまうからです。
2.1のセロリを、ジップロックなどの袋に入れて、塩大さじ5程度を混ぜ、袋の上から手で揉みます。上から、ミネラルウォーターなどで軽く重石をして、数時間置きます。しんなりしてきたら、水で塩を洗い落として、しっかり水気を絞ってください。
3.【キムチの素】の材料を細かく切り、ボールに入れて、バミューダで細かくします。
4.よく混ぜた3に、【追加する野菜】を入れて混ぜます。 (手が汚れないためと、唐辛子のついた手で目などをこすると、大惨事になりますから、使い捨てのビニール手袋をはめてください)
5.4に1で準備したセロリを入れて、全体を手でよく混ぜます。
6.瓶やビニール袋などにきっちりと5を詰めます。
7.発酵させるため、瓶の蓋は少し緩めに締めてください。1〜2日は、部屋で、その後は冷蔵庫で保管します。
【付記】
今回は、ロンドンで偶然入ったお店で購入した下記の唐辛子を半分使いました。パリの韓国食材店で手に入れたキムチ用の細かい唐辛子だけで、これまでは漬けていましたが、半分づつ入れると良いらしいので、使ってみました。
こんな感じの瓶に入れて保存しています。最初は大きな瓶に入れていましたが、冷蔵庫に入らないので、この瓶四つに分けて入れています。写真は、もしかしたら白菜キムチのものかもしれません。
瓶が足りなかった時には、蓋つきのスープを入れる食器にも入れました。野菜入れで保管しています。当分、キムチには困らないと思います。
韓国の方々は、一年分をいっぺんに漬けているとうかがいましたので、大丈夫かなと思っています。前に語学学校で知り合った若い韓国人の子に、キムチの漬け方を尋ねたら、漬けたことがないと言ってましたから、若い世代は漬け方を知らないのかもしれませんね。
日本にいる時には、キムチの材料を揃えるのが大変なので、一度漬けて諦めていました。パリでは、簡単に手に入るので助かります。
保存食は、作るのは大変ですが、長い時間かけて食べることができますから、便利です。今のところ、ジャム、各種果実酒、醤油麹、キムチ、カリカリ杏、ミラベル梅干し、トマトケチャップ、手作りりんご酢などが我が家の保存食です。
冬になると沢庵漬けも作ります。白いご飯と味噌汁、ちょっとしたおかず、そして保存食の漬物やキムチなどがあれば、忙しい時にも助かります。結局、料理の時間短縮になりますし、身体に良くない添加物や保存料が入っていませんから、安心して食べることができますね。
このレシピは、私自身の備忘録として書きましたが、お読みになられた方のご参考になれば幸いです。
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