餡パン

日本を離れていると、カレーパンの次に食べたくなるのは餡パンではないでしょうか。表面のパリッとした皮の中に隠れている餡を発見した時の予想以上の驚き。芥子の実のツブツブと香り。すべて日本の思い出と重なり合って、愛おしい味になります。

さて、餡パンと聞くと作るのが大変そうで、ついつい尻込みしてしましますね。でも大丈夫、前回カレーパンを作った時の簡単生地なら、作り始めてから完成まで、1時間半もかかりません。

それでは餡パンを作ることにしましょう。

材料その他、作り方を以下にまとめましたので、参考にして是非作ってみてください。

今回は、少しだけカレーパンの時とは材料の配合などを変えてありますのでご注意ください。

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基本の生地のレシピ


材料

強力粉           260g

前回は、フランスの粉を55と65を半々にしましたが、今回は65だけにしました)

薄力粉           240g

ぬるま湯          300cc

オリーブオイル       大さじ4

ドライイースト       小さじ2杯半(前回より小さじ半分だけ増やしました)

砂糖            小さじ6

塩             小さじ1


作り方

1.ジップロックに小麦粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れて振りながら混ぜ合わせる。

2.そこに、オリーブオイルとぬるま湯を入れて、袋の上から揉むようにして混ぜる。

3.袋に入れたまま、口を少し開けた状態でチャックを締めておく。

  30度のオーブンに入れて、発酵させる。二倍ほどに膨れたら大丈夫。

4.膨らんで発酵したら、空気を抜く。袋の上から潰すように。

5.ジップロックを逆さにして、強力粉を敷いた上に出して、成形する。

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⑴餡パンの作り方

1.まず餡を作ります。鍋に水と小豆500gを入れて、沸騰したら水を捨てます。これを2回ほど行います。

 インスタント・ポットに小豆と水を1500ml入れて、高圧で20分。

 蒸気を出してから、鍋を開けて、ザルにあけて水を切ります。この時、この煮汁は捨てないで、小豆の三分の一程度と一緒に、お汁粉を作りました。

 次に炒めモードにしておきます。

 水切りした残りの小豆に砂糖と塩少々を入れて、練り上げます。硬めでしたら、煮汁を足しながら、全体がまとまるくらいまで行います。

包む時に熱すぎると纏まりにくいので、鍋から取り出してから少し冷ましておきます。

2.簡単パン生地を適度な大きさに分けて、丸めてから、手のひらで真ん中を厚めに周りは薄くしてのばしておきます。

3.広げた生地の真ん中に、餡を置いて、周りから生地をのばしながら丸くまとめていきます。皮が剥がれないように、しっかりと止めてから逆さにして、天板に並べていきます。

4.天板に並べたパンに卵液を塗り、上から胡麻をかけておきます。

5.180度に熱したオーブンで15分ほど焼けば、出来上がりです。

生地を分割する時には、お好きな大きさに合わせられます。小さいお子さんがいらっしゃる場合はちいさく作り、数を沢山にしたりしながら、調節してください。

ご家庭で作るパンですから、好きなように好きな形でなさればよろしいかと思います。中に胡桃を砕いたものを入れたりするのも楽しいですね。次回は練乳と餡子にしてみようかと思っています。

日本でしたら、パン屋さんで美味しい餡パンをいくらでも買えると思いますが、我が家流のものを作り出すのも楽しいですし、お子さんの記憶の中に、きっといつまでも残るのではないでしょうか。

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